2015/09/26

California-Mexico Trip その4 -Mexicoへ。編-

ピピピッピピピッ

早朝、セットしておいたアラームで目を覚ます。

まだ起ききらない頭で適当に身支度をすませて
お世話になった宿を後にした。

大好きな町エンシニータス。
またくるね。

ロサンゼルスへ向け、旦那はクルーズコントロールを120kmにセットして
car poolをひた走り約一時間半のドライブ。




まだ時差ボケが抜けきらず、早朝だというのに目がさえてくる。
ラジオからはノリノリのディスコサウンド。
二人で大合唱していたらあっという間に空港に到着。




一年ぶりのターミナル2へ。


早起きしたかいあってさほど混雑することもなく
スムーズにチェックインできた。
この時点でまだまだ時間に余裕がある。
ひとまずほっとする瞬間だ。

サーフボードのチャージは一人50ドルくらい。

その後もろもろを通過して
ゲートを確認して朝食を。

いよいよメキシコかぁ。
どんな波が待ってるんだろう。

去年のエルサルバドルの波ははんぱじゃなかったからなぁ。。
期待半分不安半分の複雑な気持ち。

でも、いずれにしてもメキシコでの日々がとっても楽しみ!


飛行機に乗りこみ、約3時間半の時間を旦那と二人それぞれに過ごした。
と言っても私はほとんど寝てるだけなんだけど。

そして
MEXICO CITY空港に到着!

降りてからお決まりの記念撮影。

早く行きなさい!と係員の強面のおばちゃんに促されるも
一枚だけすいませんっつってこの光のきれいな壁の前でも。

で、エスカレーターを降りて行ったら
結構混んでいて。 

まあ、それでも乗り換えの便までまだあと一時間半あるから大丈夫でしょう。
なんて最初のうちは呑気に構えてたんだけど、
これが全然進まないわけ。

イミグレーションのカウンターは沢山あるんだけど、
審査官が3人しかいない。

30分経ち、60分経ち、、80分経ち、、、

まだまだ自分たちの番は来ない。

更に次の便もその次の便も到着して、
この3倍くらいの人でここが埋め尽くされちゃってそれはすごい光景だったけど、
もう写真を撮る余裕もなく。

とにかく全然進まなくて。
私たちを含め多くの人はここで次の目的地へ乗り継ぐみたいで
さすがに時間がなくなってきてみんなイライラしたり焦っったりしてる。

係員の人にチケットを見せて、もう時間が無いことを伝えても
とにかく並んでいなさいの一言。。
あぁ無情、、、

目の前のカップルなんて、もう搭乗時間過ぎちゃってるし。
私たちもさすがにだめかも、、と思って、
色々思いを巡らせていると

急に「こちらも空きましたのでどうぞ~」的な感じで
ロープがはずされ、ものすごいショートカットすることができた!

10番目くらいに並ぶことができて、ささっと無事ハンコおしてもらって、
そこからダッシュ!

と、すぐにまた大行列。
とりあえず私は列に並び、
旦那は山積みの荷物の中から自分たちのボードケース2個と
バックパック2個をありえない早さで確保!
あの山の中からよく見つけたね!笑

これが火事場の馬鹿力ってやつか。

列の先に係員がいたので、チケットを見せて荷物をどうしたらよいかと聞くと
2階のチェックインカウンターに持っていけとのこと。

まじっすか。
乗り継ぎなのにまたチェックインしなきゃならないの?
と疑問に思いつつ、促されるままに外に出てとりあえず走る!


この時点で搭乗時刻を過ぎていて、ただでさえ心が折れそうなのに、
それに加えてこの重いボードケースが恨めしい。

自分のボードは2本。そこに旦那のボードを1本、そして
買い付けした洋服やらカリフォルニアで使ったウェットスーツ、
結局最後まで読むことの無かった本とか、昨日買ったラグとか、、
くそー、なんでこんなに重いんだよ~

と思いながら先を行く旦那を必死の形相で
ケースをひきずりながら追いかける。
走ってるつもりなんだけど、全然足が前にでない~~

途中、係員みたいなおじちゃんが旦那に声をかけてくれて
親切にケースを持ってくれて一緒に走り出した。

旦那ははるか後ろにいる私を指さし
あいつのを持ってやって、って言ってるみたいだけど
多分、まずは一人分だけでも、ってことだったんだろう
そのまま先に行ってしまった。

あぁ、切ない。。笑

もう、無理かも。
腕もちぎれそうだし、息もきれて
血の味がするよ。
さようなら、今までありがとう、、、

な気分だったところに

無事に荷物を預けられた旦那がダッシュで迎えに来てくれた。

とにかくもう息も絶え絶え。
なんせここメキシコシティ空港は標高2200mのところにあるのだ。。


で、無事ボードケースを預けて身軽になったところで次の関門へ
再びダッシュ!


このおっちゃんの案内が無かったら絶対たどりつけなかった。
この空港めっちゃ広い~~~

で、おっちゃん、ありがとう!
ほんと助かりました!
と立ち去ろうとすると
親指と人差し指をすりすりしている。
あっ、そうか!チップね!笑



手荷物検査はやたら厳しく2回も通し直しさせられて
いよいよゲートへ!と思って電光掲示板(?)でゲートの場所を確認したんだけど
私たちの乗るはずの飛行機が見当たらない。。

やはりもう行ってしまったか。。
この時点で多分20分くらい過ぎていたと思う。

そこへinformationの看板が見えた。
そこがまたちょっと遠いんだけど、走っていってチケットを見せたら
突き当りを指さしていて、そこまで最後のダッシュ!
閉まりかけのゲートに滑り込んだ!

やった!!

乗れる!!!


何も話す気力もなく、ただただ汗びちょで
はぁはぁ息をきらせながら機内に乗り込む。



遅れてしまったので、他の乗客からの冷ややかな視線を想像していたのだが、
あれ、なんかみんな笑ってる?

そしてしまいには「you made it!」という歓声とともに
拍手まで聞こえてきて。笑

そうだ、みんなも同じ境遇だったのだ。


他の人たちとイミグレーションはんぱなかったよね~!
みたいな話で盛り上がって。

更に私たちの後も何組か乗ってきたんだけど、同じように
笑顔で迎える。

みんなで何かを成し遂げたという爽やかな一体感と
無事目的地に行けるという安堵感、
そして何よりも標高2200mを重い荷物とともに駆け抜けた疲労感に包まれて(笑)
目的地へと飛び立った。



メキシコシティ上空。
カラフルな町並だけど
スモッグがすごい。



少しだけ寝て目が覚めたらこの景色。
きれいな海だ。
胸が高鳴る。



そしていよいよメキシコ南部
ウアトゥルコ空港に到着!



飛行機をおりて。
ちゃんと荷物もあって。

コンパクトでかわいらしい空港。
なんだか急にリゾートに来た気分。

そして、ぐったり気味の私。笑



外へ出ると、こんな紙を掲げている人が!

ここからサリナクルスのサーフキャンプまで送ってくれるタクシードライバーさん。
私たち以外にもう一組いたんだけど、
オーストラリアから来ていたジョン君22歳、残念ながらボードケースが届かなかったそうで。。
おぉ、、かわいそうに。


サリナクルスへ向かう車内では
これからの数日間をともに過ごすジョン君たちと自己紹介をしつつ
やっぱりあのメキシコシティのひどい乗り換えの話で盛り上がった。


約2時間のドライブ、うとうと寝ていると
雷の音と雨の音。
雨か、嫌だな。

屋根に積んだ荷物が濡れるのが心配だ。



しばらくすると雨足はさらに強まり、すごい雷と大雨で
ワイパーフル稼働でも前が見えない程に。

そんな大雨の中、無事サーフキャンプに到着した。
夜の9時をまわっていた。


雨に濡れないように、と建物内に案内され、
オーナー夫妻のデイビッドとカーラに挨拶をして。

あたたかい笑顔で迎えてくれた。

とりあえず部屋に案内してもらって
一度ベッドにごろんと横になる。

あぁ、疲れた。


ごはんの用意ができているというので食堂へ。

見たことのない料理だったけど、
これがびっくりするほど美味しくて、
そこまでの疲れや緊張が吹っ飛ぶほどだった。


食事をしながら少し話をきいたら、
今、このキャンプには私たちを入れて14人が滞在しているとのこと。
そして、波は6-8ftだということ。
(やっぱでかいんだ~)

軒下では全身タトゥーのいかつい男の人がタバコをふかしていたり、
会う人会う人みんなごつくて、
サーフボード置き場に置いてある板ももちろんぎんぎんで。
普段まるっこい板ばかり見ているから余計にそう見えるんだろうけど。


なんか、、すごいとこに来ちゃったなぁ。
なんて思っていた。


まぁ、とりあえず明日の準備して寝よう、
ということでボードケースを取りに行くと、
一応軒下に置いてくれてたみたいなんだけど、
軒下も水溜りになっちゃっててそこに浸っている私のボードケース…。


あぁ、切ない。


しかも良く見たらなんか見たことのない無数の虫が…!


あぁ、もう。。。


でもとにかくここに置いてはおけないのでボード置き場まで引きずっていって
中からサーフボードを取り出し少し濡れてしまったラグなども取り出し部屋で干して。


苦労して到着したのに
気分はなんだかどんより。

明日からの男塾に私は耐えられるのだろうか、、。



空が赤く燃えている。



つづく。



asa






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